サステナブルトラベルを推進するホテルブランド「ビヨンド グリーン(Beyond Green)」は2025年の取り組みとして、20軒以上の新規加盟を進め、加盟ホテルでCO2削減や廃棄物削減などの数値成果が広がったとまとめました。運営はPreferred Travel Groupです。加盟ホテルは国際的観光基準やSDGsに沿う100項目以上のサステナビリティ基準で審査されるとしています。

2025年は、英非営利団体Travel Foundationのグローバルキャンペーン「Where Next?」で主要パートナーを担い、気候変動や公平性(地域や働く人に不利益が偏らないこと)に関する国際議論への関与を深めました。さらに、加盟ホテルの事例共有などを通じ、ブラジルでのCOP30で発表された「観光の気候移行に向けたグローバル行動アジェンダ」策定にも貢献したとしています。

事業面では「Beyond Green Hotels」に加え、「Beyond Green Consulting(コンサルティング)」を正式に統合し、観光地、企業、政府、関連団体への支援体制を拡大しました。都市型ホテル向けの独自基準も新たに策定し、参加の裾野を広げたといいます。副社長のニーナ・ボイズ氏は、観光業の気候対応には協力行動が不可欠で、旅行者も取り組みに参加できる形を目指すと述べています。

加盟ホテルの具体例では、米国メイン州の「Inn By The Sea」が近隣ソーラーファーム由来電力で再生可能エネルギー100%に切り替え、年間CO2約5,800kg削減を報告しました。米国カリフォルニア州の「The Ranch at Laguna Beach」は使い捨てペットボトル15万本以上削減などを挙げ、イタリアの「Casa di Langa」は養蜂箱10基設置や土壌栄養の約15%をコンポストで補う取り組みを進めています。

同ブランドは2026年に向け、コンサルティング領域での提携拡大を図りつつ、気候対策と公平性の取り組みを業界横断で主導し、加盟ホテルの成果創出支援を強める方針です。

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